テレアポ(代表受付、部門受付<ゲートキーパー>)での迷惑手口

①社名を名乗らない
電話
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これは某業界の営業マンの常套手段ですが、社名を名乗らず、個人名で電話してきます。目的は個人的な要件と幻惑させるためですが、もちろん多くの企業の受付電話マニュアルには「要警戒」の怪しい電話とされます。

対処法としては「どちらの○○様でしょうか?」と聞き返すこと。組織に属さない人物は港区の○○ですが、とか××の親族ですが……と応答するかもしれませんが、親族なら最初からそう名乗ります。

基本、こうした電話は取り次がないことです。

②用件を言わない

「人事の酒井部長お願いします」「人事の採用のご担当の方お願いします」と相手先の個人名があってもなくても用件を言わない電話も迷惑電話の可能性が高いので、必ず「どのようなご用件でしょうか?」と聞くに違いありません。

その返答が「ごあいさつ」「ご案内」「情報提供」のいずれかで、そのフレーズに「御社」「貴社」「取次先の個人名、役職名」がなかったら取り次がないようにしましょう。

取り次がせようとする営業マンに使える万能テクニック

③「社長はいらっしゃいますか?」

100名以下の中小企業に対しては最初から社長をターゲットに営業を仕掛けてくる企業もあります。ちなみに、私がリクルートの現役時代は300名以下の企業に対しては基本的に社長にアプローチしていました。

もちろん、「社長はいらっしゃいますか?」などというトークは使いませんでしたが。

もし、「酒井社長いらっしゃいますか?」と言われたら、「どのようなご用件でしょうか?」と反応するとして、ただ「社長はいらっしゃいますか?」言われたら、基本、「外出中です」「会議中です」と居留守を使う企業が多いと思います。

ただ、迷惑な営業マンは「お戻りは何時頃になりますか?」と聞いてくるので、「どなたさまのご紹介になりますでしょうか?」という返答のほうが撃退率は高くなります。「申し訳ありませんが、こちらからはご紹介者のいない電話は取り次げない規則になっております」と言われるほうが、営業マンとしては困ります。

この方法は万能で、社長宛てでなくても「今度御社の担当になりました○○社の××ですが……」とか「○○代理店の……」と紛らわしい表現を用いる営業マンにも効果的です。

④「採用のご担当の方、お願いします」

アポ取り電話としては、このケースが一番多いのではないでしょうか。こうした営業電話に対しては、「弊社では、まずは資料をお送りいただいて、興味があるようでしたらこちらからご連絡させていただきます」という対応が主流になっています。

そうしたケースでは「どなたさま宛てにご送付差し上げればいいでしょうか?」と担当者名を聞いてくるので、「部門宛てで結構です」と応答しましょう。

実は、資料を送った後にフォローの電話をして案件化し、受注することもあるので、まっとうな企業は資料送付から再スタートします。ですが、中には「資料送付に受注なし」と、あきらめてしまうケースも散見されます。