「離婚の可能性」も考えて家を買おうとする新婚カップル

最近いらした新婚の若いカップルは、まさに「離婚をする可能性」も考えて家を買おうとしていました。とっても仲良しだけど、「将来に備えてリスクヘッジをしておきたいんです」とニコニコしながら話すんです。冷静ですごいなあと感心しました。愛と資産問題を分けて考えている若い方を見ると、心強い気持ちになります。

それに、コロナ禍でライフスタイルがガラッと変わったことで、不動産の価値観も様変わりしています。投資用物件を見ていても、かつては山手線の内側で駅チカならどんなに狭くてもすぐ借り手がついたのに、今は都心の狭小分譲賃貸がすごく苦戦しています。一方で、郊外の駅から徒歩20~30分の広い家がバンバン売れて賃貸もつきやすくなっているというから、本当にわからないものです。

生涯で一番高い買い物になる「家」。ピカピカのモデルルームを見て不動産屋に勧められると、つい熱くなってしまいがちです。大きなお金が動く時こそ、利害関係のない第三者のファイナンシャルプランナーにぜひ相談していただきたいですね。

(構成=小泉なつみ)
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