クラウドサービスで、アマゾンAWSを猛追

現在のマイクロソフトの主事業を整理しておきましょう。引き続きPCの基本ソフトでは75%以上という圧倒的な世界シェアを持っています(2021年3月、StatCounter)。Office製品をクラウド&サブスクリプションサービスとして提供する「Office365」も成長しています。

マイクロソフト
写真=iStock.com/4kodiak
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クラウドサービス「アジュール」では、アマゾンのAWSを猛追しています。そのほか、「Xbox」や「Xクラウド」といったゲームプラットフォーム、ハードウェア端末の「サーフェス」、ビジネス特化型SNS「リンクトイン」、開発者のためのソースコード共有プラットフォーム「GitHub」を手掛けています。

以上を、マイクロソフトのミッションを起点として整理すると、次のようになります。

ミッションは「地球上のすべての個人とすべての組織がより多くを達成できるようにエンパワーする」ことです。そのためにナデラCEOは次の3領域に注力すると宣言しました。

「プロダクティビティとビジネスプロセス」を再発明する
「インテリジェントなクラウドプラットフォーム」を構築する
「よりパーソナルなコンピューティング」を創造する

「プロダクト」と「サービス」から収益を得ている

この3領域に沿ってマイクロソフトの主事業を整理すると、次のようになります。

(1)プロダクティビティとビジネスプロセス

○Microsoft Office 365
○Skype、Outlook、OneDrive
○リンクトイン
○Microsoft Dynamics(ERP、CRM、Cloud based……)

(2)インテリジェントなクラウドプラットフォーム

○クラウドサービス
○Microsoft SQL Server、Windows Server、アジュール、GitHubなど
○サポート
○コンサルティング

(3)よりパーソナルなコンピューティング

○ウィンドウズ(OEMライセンシング、クラウド)
○IoT、MSN
○Microsoft Surface、その他デバイス
○ゲーム関連ハードウェア、ソフトウェア(Xbox)
○検索エンジン(Bing)

マイクロソフトは各セグメントにおいて「プロダクト」と「サービス」から収益を得ています。ここでいうプロダクトは、OSやアプリケーション、ソフトウェア、ハードウェアあるいはコンテンツです。サービスはクラウドにかかわるソリューションの部分やコンサルティング、一部広告料、それからリンクトインもサービスに含まれます。