常温保存できる豆腐が増えてきた

最近、常温で長期保存できる豆腐を店頭で見かけるようになりました。

豆腐は従来、冷蔵が義務付けられ、メーカーにより消費期限か賞味期限が付けられていました。しかし、無菌充填豆腐であれば芽胞をつくる菌は製造過程で死滅していることなどが確認されて、2018年、無菌充填豆腐の常温での保存や販売が許されることになりました。メーカーにより常温で120日保存できるものや、6カ月強日持ちする製品があります。災害用の備蓄食品としても利用できそうです。

ただし、消費者が間違えて要冷蔵の豆腐を常温保存すると、食中毒につながります。メーカーは「常温保存可能品」と大きくパッケージに表示していますので、見分けましょう。

参考情報・厚労省通知・食品、添加物等の規格基準の一部を改正する件について(豆腐の規格基準の一部改正)

テイクアウトの弁当には期限が表示されていない?

弁当、そうざいには消費期限が付けられます。ところが、なんの表示もない場合も。これは、その場で作ったものを販売したりテイクアウト、デリバリーしたりする場合は表示しなくてもよい、というのが食品表示法に基づくルールだから。対面であれば直接、客に説明できるためです。ただし、自主的に表示している事業者も多いようです。

厚労省は、新型コロナウイルス感染症対策のためテイクアウト、デリバリーが推奨されていた昨年5月、自治体等に通知を出し、消費者に対して速やかに食べるように注意喚起することを求めています。

参考情報・厚労省・食中毒