「ふけない調理法」AGEは調理法で含有量が変わる
できるだけ生に近い状態で食べる
AGEは同じ食品であっても調理法によって含有量が変わってきます。いちばん少ないのは生です。そのあとは、煮る、蒸す、焼く、揚げるの順となります。
高温の調理になるほど、AGEは増えていきます。魚であれば、焼いたり、揚げたりするより、生で食べるお刺身がベストなのです。食品から摂取したAGEはほとんどが消化の際に分解されます。
しかし10%は体内に吸収され、そのうちのさらに0.6から0.7%は体内に残ると考えられています。食事は基本的に毎日3食食べます。微量であっても、食べるごとに蓄積されていきますので油断はできません。毎食の食事でできるだけAGEを摂らないように調理法に気を配ることが大切です。
たとえば、ステーキなら十分に焼くのではなく、さっと焼いたレアに近い状態がよいということになります。AGEはKU(キロユニット)という単位で表されます。1日の上限は7000から1万KUです。少なくとも、これらを超えないように食べることが大切です。
たとえばベーコンは13グラムで約1万1000KUです。フランクフルトソーセージ(90g)も5分焼くと1万KUを超えます。できるだけ、AGE含有量の少ない食品を食べるようにしましょう。