パンケーキ、から揚げ…「おいしそうな焼き色」が老化の原因

AGEは体内でも生成される

AGEはフランスの科学者ルイ・カミーユ・メラールが発見しました。タンパク質は、アミノ酸で構成されています。メラールは、アミノ酸(タンパク質)と糖質を一緒に加熱すると褐色になることを発見。メラールの英語読み「メイラード」から、この反応を「メイラード反応」と呼んでいます。

たとえば、パンケーキは、小麦粉(炭水化物)と砂糖(糖質)、卵(タンパク質)を混ぜてつくります。フライパンで加熱すると褐色になります。これがメイラード反応です。AGEが大量に発生します。ワッフルやから揚げも褐色になります。これらもメイラード反応です。

タンパク質や脂質とブドウ糖が結びつくとAGEができます。食品中にもAGEは含まれています。一覧にしましたので、参考にしてください。

AGEは食べることで体内に取り込まれます。加えて、体内の糖質とタンパク質が体温で熱されて結びつくことでも生成されます。AGEは体に吸収され溜まると、なかなか体外に排出されません。体のあらゆるところに溜まって、組織を壊し、老化の原因となります。AGEを溜めないようにするため、糖質の摂りすぎに注意する必要があります。

※ 炭水化物は糖質+食物繊維のこと