夜でも休日でも仕事のことを考えてしまう。そんなときはどうすればいいか。コンサルタントのリズ・フォスリエンとモリー・ウェスト・ダフィーは「仕事に熱くなりすぎず、自分を大切にすることが結果として良い成果につながる。仕事と適切な距離を取るためには5つの方法がある」と説く――。

※本稿は、リズ・フォスリエン、モリー・ウェスト・ダフィー『のびのび働く技術 成果を出す人の感情の使い方』(早川書房)の一部を再編集したものです。

熱帯のビーチでラップトップを使用している男性
写真=iStock.com/tawanlubfah
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仕事のことを考えすぎてもいい影響は何もない

次に挙げた5つの項目のうち、あなたはいくつ心当たりがあるでしょうか?

・仕事のメールを10分以上チェックしないでいると気になる
・「最近どうしてた?」と友人にきかれると、仕事上のちょっとした困っている件について細部まで話しはじめる
・そのちょっとした困っている件が夢に出てくる
・夕食のとき、ジムで運動しているとき、寝る前などにも仕事のことが気になってしまう
・仕事がうまくいっているかどうかで気分がほぼ決まる

「結構あてはまる」という人は、とりあえず少し仕事から離れてみたほうがよさそうです。

仕事のことをくよくよ考えすぎても何もいい影響はないですし、健全でもありません。気にしすぎると、たいしたことのない問題が大ごとに思えたり、誰かが何げなく言ったひとことにショックを受けてしまったりするものです。

仕事のことを心配しすぎるのは何も管理職や女性やおとめ座の人ばかりではありません。仕事の内容やポジションを問わず、仕事が頭のなかの大部分を占めてしまう人はいるものです。そこで「仕事における感情の扱いかた新ルールその1」に「仕事に熱くなりすぎない」を提案します。