日本は韓国司法の歪みを国際社会に訴えるべきだ

産経社説は書く。

「判決は事実無根で耳を疑う。日本による『計画的、組織的、広範囲に行われた反人道的な犯罪行為』などと断じたが、調査や実証的研究で、女性を組織的に連れ去って慰安婦にしたという『強制連行』説は否定されている」
「原告の元慰安婦は、『現在まで被告からきちんとした謝罪や賠償も受けていない』とするが、これも誤りである」

こうした指摘は事実そのものであり、それだけに読んでいて明快に感じられる。

さらに産経社説は指摘する。

「今回のとんでもない判決がまかり通れば、慰安婦を『性奴隷』として日本を貶める嘘が世界に広がるばかりだ」

それゆえ、日本は韓国司法の歪みを国際社会に訴えるべきなのである。

慰安婦問題では朝日新聞の誤報にも責任の一端がある

1月9日付の朝日新聞の社説も慰安婦判決を取り上げ、「日本と韓国の関係に、また大きな試練となる判決が出た」と書き出す。

「大きな試練」。朝日社説は実におかしなことを書く。間違っているのは韓国であり、日本は被害者だ。韓国の判決が歪んでいるのだ。そこを指摘しないで問題を「日韓関係の試練」とするのは理解できないし、納得し難い。

産経社説の主張に比べ、朝日社説はどうも煮え切らない。どうしてか。かつて朝日新聞は慰安婦を強制連行したとする吉田清治氏の証言を報じた記事を載せ、その発言が虚偽だったことから、2014年に記事そのものを取り消し、謝罪している。

慰安婦問題では、この朝日新聞の誤報にも責任の一端がある。だからこそ、社説の書き方も煮え切らないのではないかと読んでしまう。