適切な換気と、18度以上の室温、30%以上の湿度を目安に
カーテンは厚手のもの、織りのしっかりした目の詰まったものを選び、床につくぐらいの長さでかけよう。オイルヒーターなどの暖房器具は窓側に置くことで、窓からの冷気を押しとどめ、暖房効率を上げることができる。
またカーペットを敷く際には、床との間にアルミシートなどを挟むと、床下からの冷えが和らぎ、断熱が高まる。エアコンの対角線上にサーキュレーターを置いて送風し、室内上部にたまりやすい暖かい空気を攪拌するのも一案だ。
時節柄、「換気」について気になる人も多いかもしれない。2003年施行の改正建築基準法で24時間換気システムの設置が義務化されたため、新築住宅は2時間に1回は室内の空気が入れ替わる。
それらを稼働させていればあまり神経質になる必要はないが、システムがない場合は、浴室の換気扇を24時間つけっぱなしにしておこう。それで部屋の空気は少しずつ入れ替わる。浴室の換気扇もない場合は、2時間に1回5分程度、自然換気を習慣に。
今冬は適切な換気と、18度以上の室温、30%以上の湿度を目安に、室内環境を整えてほしい。