その上で自分のスキルや知見を加味して、相手の投稿にコメントをすれば、あなたのことを強く印象づけることができます。誰にでも書ける感想とは一味違う投稿になるからです。
もうひとつ大事なことは、友人申請をする際の礼儀です。SNSで友人申請する際に、「友達になる」「つながる」のボタンをクリックするだけの人が大半を占めています。これでは承認される確率は下がり、多忙な人やひとかどの人物なら、礼儀のない人を相手にしません。プロフィール欄に「必ず自己紹介文を記載して下さい」と明記されていたらなおさらです。
こんな時は申請のお願いを文書にしてメールやメッセンジャーで送ります。自分はどんな仕事をしているのか。なぜ友人申請をしたいのかについて文章化します。これだけで相手はあなたに好感を持ちます。
看板とは「パーソナルブランド力」
名の知れた企業で働いている人なら、それなりの人でも「一度」は逢ってくれるでしょう。それは企業にブランド力があるからです。しかし2度目に逢ってくれるかどうかは、個人の魅力の有無で決まります。
個人のブランド力を高める要素は数多くありますが、中でも専門性は重要です。特定の分野に詳しく、また秀でていることは、個人のブランド力を向上する資源になります。
知識の量をひけらかすのは逆効果
仕事でも趣味でも専門性が高い人は、用心して欲しいことがあります。それは相手が望まないのに、自身が持つ知識をひけらかしてしまい、相手から疎ましく思われることです。「私はこんなに知っているんだ」と記憶した知識量を誇っても、ネット検索すれば出てくる時代です。相手が望まない知識や情報を披露されても、人はそこに意味を感じません。
自分の専門性を、相手の立場に立って生かす方法を考える
相手が必要としていることに対して、自分の専門性なりノウハウを提供できて初めて、価値が生まれます。専門性を発揮しながら個人のブランド力を高める秘訣は、相手の立場を考え、相手が求めていることを察知し、求めていることを満たしてあげることです。それができれば、あなたは求められる人になります。
専門性を発揮する際に欠かせないのが「スキルの掛け合わせ」
専門性を発揮する際に、もうひとつ重要なポイントがあります。スキルを掛け合わせることです。異なるスキルを掛け合わせることで、他の人が持てない魅力になり、個人のブランド力が強くなります。
例えば世の中には英語力に長けた人は無数にいます。そのため英語という専門性では、よほど卓越しない限り独自の魅力や力にはなりません。しかし英語力にITの専門性を掛け合わせる(語学力×IT)ことができれば、独自性は高くなります。
この他にもイラストを描く能力と教える力(イラスト力×教育)、営業力とコンサルティング力(営業力×コンサルティング力)という具合に、異なる分野の力を掛け合わせたスキルを発揮してみます。こうすれば他者にない力を発揮して、自身の魅力とブランド力の向上につながります。