本書に描かれる古林(こばやし)恒雄氏は、30年間をビジネスマンとして中国で過ごしてきた。この稀有な日本人に出会ったとき、著者の山田清機さんはその魅力にすぐさま引き込まれたと振り返る。
「中国で自分の世界を必死になって切り開いた。その真っすぐな生き様が素晴らしかった」古林氏は名門企業だった鐘紡に入社後、同社の中国プロジェクトの多くを手掛けた人物だ。
山田清機●やまだ・せいき 1963年、富山県生まれ。87年早稲田大学政治経済学部卒業。鉄鋼メーカー、出版社勤務を経て独立。著書に『卵でピカソを買った男』(実業之日本社)、『青春支援企業』(プレジデント社刊)。
現在は華鐘コンサルティングの総経理で、「中国ビジネスを行ううえで彼を知らなければモグリだ」と評されるという。例えば鐘紡時代につくり上げた合弁企業は20社超、華鐘コンサルティングでは900社近い企業の中国進出をサポート。いわば彼の軌跡は、日本企業の中国進出の歴史そのものだ。
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(門間新弥=撮影)


