本書に描かれる古林(こばやし)恒雄氏は、30年間をビジネスマンとして中国で過ごしてきた。この稀有な日本人に出会ったとき、著者の山田清機さんはその魅力にすぐさま引き込まれたと振り返る。

「中国で自分の世界を必死になって切り開いた。その真っすぐな生き様が素晴らしかった」古林氏は名門企業だった鐘紡に入社後、同社の中国プロジェクトの多くを手掛けた人物だ。

(門間新弥=撮影)