生きていくために夢や希望が必要

――ありがとうございます。では、最後に映画『えんとつ町のプペル』を通じて、読者に伝えたいメッセージをお願いします。

【西野】やっぱり、コロナというのは今、無視できないなと思っていて、ストーリーと重なる部分もすごくあります。

コロナで明らかになったのは、希望がなくなっちゃうと、人は急に不安定になるっていうこと。今年は特にみんな不安定になったはずなんですよね。

でも、例えばですね、「来週にコロナが終わります」っていうことが発表されたら、その一週間くらい、ちょっと頑張れるじゃないですか。少々の貧乏をしていても、そこを希望にがんばれるじゃないですか。

『映画えんとつ町のプペル』
©西野亮廣/『映画えんとつ町のプペル』製作委員会

希望みたいな、僕たちがなめていた青臭いものが、実は生きる上で必要なんだなってことが、今回のコロナで証明されたと思うんですよ。希望が必要だったっていう。

「じゃあ、それを見続けるためには、何をしなきゃいけないのか」っていうことは、映画の中で主人公たちが実践しているので、そこが見どころですね。ぜひ見てください。

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