ロジックツリーで問題の広がりを押さえつつ深掘りしていくと、ツリーはどんどん広がっていく。だが、「この問題には原因は100あります」といっても、企業の経営資源であるヒト・モノ・カネには限りがある。すべてに対策を打つことは現実的ではないし、仮にできたとしてもすべてが中途半端に終わる。

したがって、ロジックツリーで問題の原因追求や解決策の具体化を行った後は、どれに焦点を当てて取り組むべきか絞り込まなければならない。つまり、「優先して取り組むべき課題はこれだ!」と決める、課題決定力が必要なのだ。

このとき、2つの作業をしてみるとよい。まず、関係性の薄いツリーの枝葉はすべてそぎ落とし、問題となる現象と根本的な原因に強い“因果律”が見えるかどうかを確認する。もう一つは、結果として起きている現象と原因の関係が逆転していないかどうかを考えることだ。