マフィア映画の「最終回」のような作品
Netflixでとうとう『アイリッシュマン』を観た。
『アイリッシュマン』とはマーティン・スコセッシ監督による3時間半の長尺映画で、ロバート・デ・ニーロとアル・パチーノの両巨頭が主演を務め、ジョー・ペシやハーヴェイ・カイテルらがさらに渋く脇を固める、マフィア映画の集大成、最終回のような作品だ。
ハーヴェイ・カイテルは80歳を超える大ベテラン。『グッドフェローズ』でアカデミー助演男優賞を獲ったジョー・ペシも80に手が届こうという年齢。もはや味わいの塊のようになってしまった彼らがマフィアのボスたちを演じ、アル・パチーノはジミー・ホッファという伝説の全米トラック運転手組合委員長を演じる。