富山県、福井県、神奈川県などで多くの食中毒患者、死亡者を出した焼き肉チェーン店事件。生肉のユッケに含まれていたとみられる腸管出血性大腸菌O111とO157が原因である。
O111、O157ともに、もともと牛など家畜の腸管に存在し、皮膚などにも付いているため、食肉処理をする際に菌が肉に移る。それでも、厚労省の生食できる肉の衛生基準を満たせば「生食用」と表示して販売が認められている。が、実際にはここ数年「生食用」として認められた肉は馬肉以外にはないのが現状である。そのため、馬肉以外の生食は、店側とお客との信頼関係によるものといえる。
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