「心房細動」をご存じだろうか。心臓の拍動に乱れが生じる「不整脈」のひとつ。不整脈には脈が遅くなる「徐脈性不整脈」と、脈が速くなる「頻脈性不整脈」がある。心房細動は後者のひとつで、心拍が不規則に速くなり、脈が乱れ、1分間に150~250前後になり、強い動悸を感じる。

不整脈の多くは別段心配はないが、心房細動は「脳卒中」や「心不全」を起こす危険性がある。

日本での三大死亡原因のひとつである脳卒中の75.4%を占めている「脳梗塞」。これには脳の細い血管が詰まる「ラクナ梗塞」、動脈硬化で狭くなった脳動脈に血栓が詰まる「アテローム血栓性脳梗塞」、心臓にできた大きな血栓が脳に流れて太い血管を詰まらせる「心原性脳塞栓症」がある。現在、それぞれ脳梗塞の30%程度を占めているが、とりわけ心原性脳塞栓症が年々増加している。