買収でアップする人件費2000億円

一気に8000人以上が増えた
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一気に8000人以上が増えた

同買収で野村が抱え込んだものがある。

まず08年10月6日、インドの高速売買システム買収の件だ。野村本体の評判はすこぶる悪い。「いくつもピースが抜けているパズルを渡されたようなものだ。うまく機能していない」。なぜなら、この売買システムのホストコンピュータがあるのはインドではなく、米ニューヨークだったからだ。北米地域のリーマンは英バークレーズ証券が買収したため、野村はバークレーズにシステムの使用料を払い続ける必要ができてしまった。買収後、やっとそれに気づいた他の幹部から「誰がデューデリジェンスをしたんだ」と責任を問う声が上がったという。