厚労省ナンバー2と3の「不適切な関係」
新型コロナウイルス第2波と「Go To」キャンペーンに日本中が振り回されていた7月末、またもや「文春砲」がとどろいた。
週刊文春(8月6日号)が、厚生労働省のナンバー2である橋本岳副大臣(46)とナンバー3である自見英子政務官(44)が、不倫関係に陥り、連日夕刻に退庁後、デートを重ねていると報じたのだ。橋本氏には妻と4人の子供がいる。
週刊文春の取材に対して、橋本氏は「記憶にありませんね」などとあいまいな回答をし、事務所は「事実無根」としているが、自見氏は「付き合っているって言われても仕方ないのかな」「これからも変わらず2人セットで仕事をしていくと思います」など「交際宣言」とも解釈できるようなコメントを残している。
菅義偉官房長官は7月30日の記者会見で、橋本氏と自見氏の不倫疑惑について、加藤勝信厚労相が「十分注意して行動し、引き続き全力で職務に当たるように」と両氏に注意したと明らかにしている。
橋本氏と自見氏はいずれも有力政治家ファミリーの世襲議員だ。橋本氏の父親は橋本龍太郎元首相、自見氏の父親は医師でもある自見庄三郎元郵政相であり、自見英子氏自身も勤務医ののちに政治家に転身している。
筆者は同じ女医である自見氏を以前から応援していた。2016年の参院選で初当選の後は、元小児科医らしくワクチンや母子保健などの分野で活躍し、2019年に厚労省政務官に就任したニュースは医療界では歓迎ムードで受け入れられた。
今年2月、新型コロナウイルスの集団感染が起きたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で陣頭指揮にあたっている姿には、素直に頭が下がった。そして、当時のニュースやインタビューを改めて見返すと、橋本氏とのツーショット写真や、集合写真の中で二人並んでいる写真がやたらと多いことに気づいた。そして「あ、よくある職場不倫だったのね」と納得してしまった。実は、病院内では、今回のような不倫のケースが後を絶たないのだ。