資金がない人におすすめの方法

2つ目は、投資用金貨の購入。金地金を購入するほどの資金がない人におすすめの方法で、オーストリア、カナダ、オーストラリア政府の金貨がメジャーである。一番サイズの大きい1オンス金貨でも購入金額は十数万円程度で済むので、手ごろな価格で現物を手にしたい人に向いている。デメリットとしては、鋳造コストを上乗せした価格で取引されるので割高であることと、持ち運びの際などに傷がつくと売却価格が下がってしまうことが挙げられる。地金商、貴金属商、コインショップなどで購入可能だ。

3つ目は、純金積立だ。毎月一定額で金を積み立てて購入する方式で、月1000~4000円という少額から始められるのが大きなメリットだ。ただし、金の預け方によっては業者が倒産すると金が戻らない可能性があることに注意が必要だろう。貴金属商、商社、証券会社、銀行などで行う。

4つ目は、金ETFや金鉱関連株などの金関連ファンドに投資する方法だ。運用をファンドマネジャーに任せることができるので、初心者でも手を出しやすいというメリットがある。ただし、金の現物を引き出せない「バーチャル投資」のため、金の輝きを楽しめない。証券会社、銀行などで行う。

この4つの中で、江守氏のおすすめは断然最後の「金関連ファンドへの投資」だそうだ。

「株と同じ口座でできるので簡単ですし、すぐにキャッシュにしやすい流動性の高さも魅力です。逆に、一番やってはいけないのが金の現物を買うこと。手数料がかなり高く、例えば6000円の金の延べ棒を買うために手数料で100円とられます。この手数料は大きな痛手です」

コロナショックを受けて高騰した金。投資としてなじみが薄い存在だったからこそ、正しい情報を仕入れて賢く購入したい。

(写真=PIXTA)
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