英語を効率よく勉強するにはどうすればいいのか。日本育ちでロシア国籍の弁護士、ベロスルドヴァ・オリガさんは、「聞き取った英語を紙に書き、同時に読み上げるという方法は、読む・書く・聞く・話すの4つの技能を一度で磨くことができる」という——。
法務省旧本館前にて
写真=筆者提供
法務省旧本館前にて

第三言語でもTOEIC990点

ついに連載3回目となりました。今回は、英語の勉強についてお話したいと思います(以前の記事については、6月4日配信「日本初のロシア人弁護士『バイト4つかけもちでも一発合格』の勉強法」、6月23日配信「日本初のロシア人弁護士『私に一発合格をもたらした5つの生活習慣』」をご覧ください)。

私は現在、六本木にある外資系のポールヘイスティングス法律事務所に所属し、毎日、英語・ロシア語・日本語を用いながら業務を行っています。クライアントの多くは海外企業なので、クライアントとの会話はもちろん、事務所内での会話も9割方、英語です。

私は司法試験受験生時代、大学受験予備校で英語を指導していたことがあるのですが、自分の指導法が間違っていないことを示すために生徒と一緒にTOEICを受験したところ、990点をとりました。また、つい先日、アメリカのロースクールへの留学に向けてお試しでTOEFLも受けましたが、特別な勉強しない状態でも100点(ハーバード等一流大学の一般的なボーダーライン)を超えたので、今後120点を目指して対策するつもりです。

とはいえ、私にとって英語は第三言語。私はロシア出身の両親の下、2歳半から日本で暮らしているので、英語に囲まれて育ったわけではありません。日本で生まれ育った方々と同様、学校等での勉強を通じて習得したものです。

そこで今回は、実務で遜色なく使えるような英語力を身につける勉強法についてご紹介します。