正確に時間を守り、集団で効率的に仕事をする――。高度経済成長を支えた日本人のキャラクターは民族性に起因するものと思っていたが、それは間違いらしい。

「東京オリンピックの前、日本人は時間を守らなかった。亀倉さんは、そう断言していました」

つねよし・のじ●1957 年生まれ。早稲田大学商学部卒業。出版社勤務などを経てノンフィクション作家に。人物ルポルタージュをはじめ、食や美術、海外文化などの分野での幅広い執筆で知られる。著書に『キャンティ物語』『サービスの達人たち』『なぜ、人は「餃子の王将」の行列に並ぶのか?』他多数。
野地秩嘉●のじ・つねよし 1957 年生まれ。早稲田大学商学部卒業。出版社勤務などを経てノンフィクション作家に。人物ルポルタージュをはじめ、食や美術、海外文化などの分野での幅広い執筆で知られる。著書に『キャンティ物語』『サービスの達人たち』『なぜ、人は「餃子の王将」の行列に並ぶのか?』他多数。

グラフィックデザイナーの亀倉雄策、日本IBMの技術者・竹下亨、帝国ホテル料理長の村上信夫、映画監督の市川昆……。本書に登場する、各界の第一人者たちは東京オリンピックの舞台裏を支えた人々。オリンピックは選手のみならず、裏方として関わった様々な職業人たちが初めて世界を意識し、大きく成長する場でもあったのだ。

(小原孝博=撮影)