大切なのは、政策よりもパーソナリティ
覚えておいてください。大切なのは政策ではありません。パーソナリティなのです。
現実的には、家庭でも職場でもコミュニティでも国でも、新しいものを求める気持ちと安定を求める気持ち、知らない人に対する寛容と用心、指導者への忠誠と懐疑、恐怖に対する感受性のバランスを取るために、リベラルと保守派の双方がそれぞれに役割を持っています。ところが、対立屋は、自分が権力を握るために感情戦を用いて人々を誘導、攻撃、分断、支配して、混沌や対立、混乱、恐怖を生み出します。
対立屋が極左の場合、傾向として支持派はリベラルに、抵抗派は保守になります(ただし、対立屋に呆れて抵抗派になるリベラルもいます)。同様に、対立屋が極右の場合、傾向として支持派は保守に、抵抗派はリベラル(と、対立屋に呆れた保守)になります。これらはおもに感情的な傾向であることは覚えておいてください。
私たちはこの感情戦に対して、異なった反応をします。無意識のうちに、戦うか、逃げ出すか、固まるか、従うようになり、対立屋が選出されるのを一致団結して止めることができるはずのところで、罠にはまって意見のすり合わせができなくなるのです。