在宅勤務に対応するためビデオ会議やチャットツールを導入する企業が増えている。その一方、働き方が大きく変わったことから、会社にとって「必要な人材」と「必要のない人材」が可視化されるようになった。「必要のない人材」と評価される人は、どんな行動をとってしまっているのか。総勢5万人以上のテレワーカーを抱え、大手企業などのテレワーク導入支援やアウトソーシングを行うイマクリエの鈴木信吾社長に「テレワークで仕事をする上での注意点」を聞いた——。
リモートワークで働く若い女性の手
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オンライン会議には3つのルールがある

例えば、オンライン会議には「3つのルール」があります。1つ目は、中身のないことをダラダラ話さないこと。オンライン会議で、対面の会議のような集中力をは全員に持たせるのはムリ。中身のある結論だけを簡潔に話すことが大事です。

2つ目は、会議の目的を先に決めること。これはテレワークに限らず、対面での会議でも同様ですが、何かを決める会議なのか、ブレストのための会議なのか、会議の目的や方向性を決めなければ、先に進めません。

3つ目は、終わる時間を決めること。最近流行の“ZOOM飲み”も、時間を決めなくてはダラダラ続いてしまいます。オンラインでのやり取りは、往々にしてルーズになりがちです。

つまり、効果的にかつ効率的にオンライン会議を行うためには、「簡潔に」「目的を明確に」「時間を決めて」という3つがポイントになります。どれも対面での会議で求められることと言ってもいいですが、オンラインでは、それがより重要になってくるのです。