コロナ禍で最も発熱率が高い職種

4月30日、厚生労働省はLINEと協力して実施した〈第1~3回「新型コロナ対策のための全国調査」からわかったこと〉を発表した。報道資料によれば、〈4月7日の緊急事態宣言後、密閉・密接・密集の3密回避の徹底は、全国的に広がりを見せて〉おり、緊急事態宣言が最初になされた東京をはじめとする7都道府県では3密回避率が全国平均より高いものの、〈「他の人と、近い距離での会話や発声をしないようにしている」が最も実施が難しい〉という結果が得られたという。

コロナウイルスのアウトブレーク後、一層のアルコール消毒の徹底を行う歯科医療従事者
写真=iStock.com/miljko
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緊急事態宣言前に行われた第1回調査では、「3密を回避できるかどうか」などの勤務形態・日々の過ごし方などをもとに、職業・職種を6つに分けた分析を発表している。

(1)比較的長時間の接客を伴う飲食店、対人サービス業、外回り営業職など
(2)医療職、介護職
(3)オフィスワークを主とした内勤営業、流通・物流業システムグループ
(4)教職員、学生・生徒
(5)専業主婦/主夫など
(6)その他(上記以外)

この中で、最も発熱率が高かったのはグループ(1)に属する職業だった。