新型コロナウイルスの影響で、徳島の阿波おどりや青森のねぶた祭などの大型イベントが相次いで中止を発表している。旅行メディア運営に関わってきた萩本良秀氏は、「実施できる可能性がまだある祭りまでもが、ドミノ倒しのように中止が決まっていく。冷静かつ計画的に判断時期を見極めることもできるのでは」という――。
祭りがクラスター発生源になることを懸念
日本各地で、祭りや花火大会といった大型イベントの中止が次々と決定されている。4月下旬から開催の「弘前さくらまつり」、5月の「博多どんたく」、6月の「札幌YOSAKOIソーラン祭り」、7月の「隅田川花火大会」、8月の東北三大夏祭り「青森ねぶた祭」「仙台七夕まつり」「秋田竿燈まつり」に加え「長岡まつり大花火大会」「弘前ねぶたまつり」も、4月に入り次々と中止になった。
4月12日には、10月開催予定だった「長崎くんち」までも、「6月からの稽古や打ち合わせで人々の密集が避けられず、子どもを参加させる保護者からは心配する声も上がって先行きが見えない」という理由で、半年後の実施を早々と断念。まさに「ドミノ倒し」とも言える地方イベント中止の波がやってきている。
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