さらに5万PPを貯め、プラチナ会員となると、優先搭乗やラウンジの利用権が付与されるほか、クレジットカード「スーパーフライヤーズカード」の入会資格が得られます。通常、これらの会員権は1年間ですが、このカードを保持している限りプラチナ会員の資格も継続するため、実質的に「5万PPを貯めれば、半永久的にプラチナ会員でいられる」といえます。

ANAの上級会員に2日でなる方法はあるけれど…

通常であれば、スーパーフライヤーズカード取得にはPP獲得効率のよい路線を狙って搭乗した場合でも約100万円程度が必要だと言われており、多くの資金と飛行機に乗る時間が必要になりますが、現在は獲得PPが倍のため、効率よく5万PPを目指せるかもしれません。

例えば、PPの獲得効率がよい羽田―那覇便に「ANAスーパーバリュープレミアム28」を使って搭乗した場合。通常は2860PPのところ、現在は倍の5720PPを獲得できます。そのため、羽田―那覇便に9回搭乗すれば5万PPに到達します。

羽田―那覇の「ANAスーパーバリュープレミアム28」の運賃は3万3000~3万9000円台が多いです。中間の3万6000円で9回搭乗したと考えると、32万4000円で5万PPに到達します。

あくまで理論上の話ですが、羽田―那覇の始発便に乗り、那覇空港に着いたら、すぐにまた羽田行きの便に搭乗。羽田に着いたらまたすぐに那覇行きの便に搭乗……という行為を最終便まで繰り返すと、欠航がない場合、1日に5回飛行機に乗ることができます。

1日目は那覇で1泊し、2日目も那覇発の始発便で同じことをすれば、4回飛行機に乗ることができるため、2日でプラチナ会員になることができます。通常であれば1年かけてなれるかどうかのプラチナ会員に2日で到達し、半永久的にその資格を維持できるかもしれないというのは、面白いなと感じました。

……同様のことを考えている人は多くいるようで、座席検索をしてみると羽田―那覇間のスーパーバリュープレミアム28は、かなりの日程で満席となっています。

外出自粛が叫ばれる中、むやみに外に出ることは感染リスクを高めるばかりか、終息を遅らせることにもつながるため控えるべきです。こういったマネーの流儀とは距離を置きたいものです。

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