利益は出ているのに、お金がないばかりに倒産――不動産関連会社をはじめ、いわゆる“黒字倒産”する会社が増えている。金融機関の貸し渋りが一因だが、倒産の理由は資金ショートしかない。営業部門は倒産予備軍を察知すべく、取引先の与信管理を慎重に行わざるをえない。

黒字倒産という事態が生み出される背景には、P/Lなど従来の決算書の“あいまいさ”がある。あいまいさを生む代表選手が減価償却と売り掛け(買い掛け)だ。実際にはお金が動いていなくても、P/L上では「収益・費用」として計上されるため、数字上は業績がよくても現金がないという事態が生み出される。

(構成=大沢玲子)