派遣切りに始まり、製造ラインの一時停止、従業員の一時帰休など、製造現場の“受難”が続いている。

図7:数字はコストから単価まで全体を見る

図7:数字はコストから単価まで全体を見る

製造の現場は、とかく日々の作業に追われ、経営上の数字と仕事との結びつきを他部署以上に感じにくい。景気がいいときは量産の喜びがあるが、不況時は冒頭のようなしわ寄せが来やすい。

しかも実態(数字)を共有する機会もないままに、在庫が膨らみ、突如こうした措置がとられたのでは納得することができない。「せっかく製造現場ががんばっても営業が弱いから売れない」「値引きばかりしているから儲けが出ない」などと、販売や経営サイドへの恨み節に発展しがちだ。

(構成=大沢玲子)