過激な応援活動は自主規制した

全創価学会が沸いている。

2020年1月2~3日に行われた、毎年恒例の国民的スポーツ大会・箱根駅伝(東京箱根間往復大学駅伝競走)。創部以来3回目の出場を果たした創価大学駅伝部は総合成績で9位に入り、初めてのシード権を獲得した。1区では区間賞、10区では区間新記録までたたき出すなどの激走ぶりで純粋に“快挙”である。

写真=iStock.com/sportpoint
※写真はイメージです

創価大の母体とは、言うまでもなく日本最大の新宗教団体・創価学会である。「正月早々、テレビにかじりついていた」「母校の躍進に涙が出た」などなど、年明け以降、学会関係者を訪ねると話題はもっぱらこの箱根駅伝だ。学会の機関紙『聖教新聞』でも4日、池田大作名誉会長の「大勝利おめでとう。本当によく頑張った。ありがとう」という破格の肉声を1面で伝えている。

近年、熱心な学会員の高齢化や公明党の得票数低迷など、創価学会にあまり“いいニュース”はなかった。それゆえか今回の箱根駅伝での快挙は、創価学会全体に久々の大きな喜びをもたらしたものだったらしい。