会食をやめたら気分も楽になった

【大嶋】人間関係の変化はありましたか?

【伊藤】これは瞑想と関係あるかどうかわからないんですが、ここ最近、飲み会に一切出なくなりました。会食をやめたんです。それによる影響としては、良いことしかありませんね。

結局、飲んで憂さを晴らしても、翌日になれば忘れているし、同じことの繰り返し。もちろんそれが翌日の活力になる人もいるでしょうが、僕は、そこを瞑想や振り返りでカバーしている感じですね。

人と話すならランチや仕事場で。会食をやめたことで物理的に増えた時間はとても貴重です。夜に仕事を入れられますし、気分的にはかなりラクですよ。気分的に、飲み会2時間以上の効果は、間違いなくあります。

【大嶋】では、この瞑想法を、どんな人に勧めたいですか?

【伊藤】やっぱり、仕事などに忙殺されてアップアップしている人ですよね。それと、“ガンコ親父”な人。僕も頑固ではあるし、自分の主義主張にこだわりがあることは必要だと思いますが、柔軟性は持っていなくちゃいけない。この瞑想をすることによって、何が重要で何が必要ないものか、その見分け方やコントロールは鋭くできるようになりましたから。

【大嶋】伊藤さんにとって大事なものというのが、ますます磨かれている、“自分軸”が明確に深くなっているのですね。必要なものは生活に取り入れ、必要のないものを自然に手放している。

感情の波風が立たなくなった

【伊藤】そうですね。日々の20分の瞑想は一日のリセットといった意味がありますが、広い意味で常に瞑想をしているような感覚もあるんです。その中で、自分のミッションなどがより明確になっている。

また、以前に比べて感情の波風が明らかに立たなくなっているのも感じますね。“メタ認知感”が高まったというのか、以前に増して自分を客観的に捉えられるようになってきた。

小さなことでクヨクヨ悩んだり、嬉しいときにはめちゃくちゃに喜ぶという感じに感情の高低差が大きいと、やっぱり疲れますよね。今はかなりフラットになったという感じです。仕事では意識的にテンションを上げるときもありますが、それ以外のときは、なるべく「Let it be」的に生きていたいなと。それができるようになってきましたね。