日本の中小企業が銀行の貸し渋り、貸しはがしに苦しんでいた時期でも、3桁近い新規融資を達成し、9期連続して実績表彰を受けた法人営業マンがいる――。

初めての新規獲得で得た若き日の成功体験と自信

<strong>みずほ銀行 鈴木義則●</strong>青山支店法人部法人第1チーム上席部長代理。 静岡県立浜松北高等学校、横浜国立大学経営学部卒。1993年富士銀行蒲田支店、千住支店、岡山支店などを経て、虎ノ門支店へ。同店在任中に9期連続「みずほアワード」(実績表彰)を受賞。2007年11月より青山支店勤務。
みずほ銀行 鈴木義則●青山支店法人部法人第1チーム上席部長代理。 静岡県立浜松北高等学校、横浜国立大学経営学部卒。1993年富士銀行蒲田支店、千住支店、岡山支店などを経て、虎ノ門支店へ。同店在任中に9期連続「みずほアワード」(実績表彰)を受賞。2007年11月より青山支店勤務。

鈴木義則さんが前職の虎ノ門支店(東京・港区)で残した新規顧客開拓件数は98件。バブル崩壊後の1990年代半ば以降、金融業界とその融資対象である日本企業全体がデフレ不況にさらされ、「在任中、頑張っても新規は2件しか獲得できなかった」などとこぼす銀行マンも少なくなかった。4年6カ月という1つの支店においてはやや長めの在職期間とはいえ、単純計算で毎月1~2件の新規開拓をこなしたことになるのだから、鈴木さんは、「デキる」というようなレベルはとうに通り越している。

93年、旧富士銀行に入行してから、ほぼ中小企業融資一筋に歩んできた鈴木さん。新規開拓のコツを尋ねると、「愚直に訪問活動を続けることです」と、あっさりと答えた。トップ営業という肩書から想像される「力み」や「ぎらつき」など微塵もない淡々とした雰囲気だ。