Q. 仲間を飲みに誘えない

飲んでも愚痴をこぼさないこと

酒には功罪ともにありますが、そのうちの「功」について楽しく教えてくれるのが、プラトンの『饗宴』(光文社古典新訳文庫)です。

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紀元前のギリシャで、プラトンの師匠ソクラテスが多彩な友人らとともに長椅子に寝そべり、ワインを酌み交わしながら「エロス(愛)」の起源について論じた記録です。古代ギリシャではこのような、ともに飲みかつ語る歓談を「シンポシオン」と呼び、それが現代のシンポジウムの語源になっています。