年金がもらえなくなるといわれるようになり久しい。人生100年時代と言われても、100年生きていける金がどこにあるというのか。ここは、使えるものは使い倒すしかない。そんなヒントを教えます。

役所に申請すれば貰えるお金トップ10

金融庁の審議会が「老後には2000万円の貯蓄が必要」との報告書を出し、話題になりました。多くの方がこの報告書や一連の報道に不安を覚えたことでしょう。

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しかし実は、日本の社会保障は世界に誇れる水準です。

たとえば、アメリカでは誰もが気軽に医療を受けられるわけではありません。高福祉といわれるスウェーデンでは手術が必要でも、予算の関係で順番を待たなければならない人がたくさんいます。

そして日本には、申請すればもらえるお金もたくさんあることもご存じでしょうか。

日本では国や自治体が命や安全を守る仕組みのほか、より豊かに生きられる支援制度をつくり、予算を組んでいます。ただ、せっかくの制度も、利用する人が少なければ必要性の低いものとして消えてしまう可能性もあります。まずは、その制度のことを知る、そしてそれを無駄にせず正しく使うことが重要です。

あなたが、困っていることを、国も自治体も知りません。だから、自ら情報を探したり、自ら申請をしたりすることが大切なのです。

老後は何かとお金がかかります。本稿を読み、どう賢く老後を迎えるか、一緒に考えてみましょう。そして幸せな人生100年時代を過ごせるよう、今から一緒に、余生の計画を立ててみましょう。