QR決済の爆発的普及のウラ側

2018年12月4日から開始されたスマートフォン(スマホ)QR決済「PayPay(ペイペイ)」が打ち出した「100億円あげちゃうキャンペーン」は、5万円を上限として利用額の20%がキャッシュバックされた。また、条件を満たせば10分の1の確率で利用額が全額キャッシュバック(上限10万円)されるなど、まさに「大盤振る舞い」と呼ぶべきものだった。

7payのサービス開始をアピールするセブン‐イレブン・ジャパンの永松文彦社長。残念ながら最悪の出だしとなってしまった。(時事通信フォト=写真)

このキャンペーンではわずか10日で予算とされていた100億円が使い切られ、18年12月13日をもって終了した。還元されるのは20%分のため、10日間で500億円がペイペイによって支払われ、ペイペイは約190万人のユーザーを獲得したといわれている。