ちなみに、先日、ニューヨークの大学生たちに話を聞いたら、キャッシュレス化の進んだニューヨークでもごく一部、現金しか使えない店がいまだに存在するらしい。昔からやっている老舗のバーとか。だから、クレジットカードやデビットカードを基本の支払い手段としながらも、プラスして何かの時のために一応20ドルくらいの現金を持っている大学生が多かったです。

日本がずっと5万円を持ち歩かないといけない社会のままでないことを願う(笑)。

20%還元よりスタバ1杯

【原田】じゃあ、キャッシュレス決済、なかでもQRコード決済をやっていない若者にキャッシュレス決済を利用してもらうには、どうすればいいと思う?

【牧之段】「PayPay」を使い始めた友達は、行きつけのタバコ屋店員に直接勧められて登録したそうですよ。目の前でスマホ画面を指さしで「そこをタップして」とか指示されて。登録が面倒という話が出ましたけど(※前回参照)、よく知っている人や友達に手取り足取り教えられたら、結構背中を押されるなと思いました。仲間うちに一人詳しいやつがいたら教え合うようになるんじゃないかな。

【千葉】私も、この調査をするにあたって友達に無理やり「LINE Pay」を登録させたんですよ(笑)。彼女、やる前は「信用できない!」とか言ってたのに、後で聞いてみたら「めっちゃ便利!」だって(笑)。

【原田】キャッシュバックキャンペーンより、身近な人の勧めのほうがインセンティブ効果が大きいのかもしれないね。やっぱり、お金という信頼性が関わるサービスだから、信頼性が高い身近な人からのススメが効くのかもしれないね。ネズミ講みたいだけど、友達に登録させたらキャッシュバック、みたいなキャンペーンもやったらいいかもね。

【赤峰】私としては「20%還元」って言われるより、直接モノがもらえるとか、わかりやすく「500円くれる」のほうが惹かれます。高校生は暇なので、サーティーワンのシングルコーンを無料で手に入れるために1時間とか並んじゃいますから(笑)。

【原田】ソフトバンクの「SUPER FRIDAY」ね。吉野家やミスドでもやってて、毎回長蛇の列ができてたやつだ。そうか、QR決済を体験させるためにQR決済でキャッシュバックするキャンペーンばかりだっただけど、案外、現物や現金でキャッシュバックした方が若者たちには響く、ということもあるかもしれないね。