【赤峰】私は高校の部活メンバー40人に聞いてきましたが、「PayPay」「LINE Pay」の知名度は100%でした。

【原田】QRコード決済の代表的な2サービスの知名度は、高校生の間で100%なんだ。すごい。テレビ広告も大量にやっているもんね。で、その40人の中で、QRコード決済を実際に使った経験がある人はどれくらいいたかしら?

【赤峰】部活メンバーの40人中、使ったことがある人は3、4人というところです。それも「PayPay」の初回登録でもらえる500円が目当てで、それをもらうために一回使ったら終わり。アプリをアンインストールまではしないけど、その後もQRコード決済を普段使いしている子は1人もいなかったです。

【原田】あらら。高校生にとって500円という金額は相当でかいと思うのだけど、それでもその500円につられたのがたったの40人中3、4人か。しかも、その3、4人でさえ、500円だけが目的だったから、その後は使わなくなってしまっているんだね。大学生はどうだろう?

キャッシュバックキャンペーンでアップル製品

【小川】私、「ORIGAMI」と「楽天Pay」は、今回初めて聞きました。「LINE Pay」はLINEをやっているので、アプリ内で見かけてその存在は知っていましたが、使ったことはなかったです。

インスタのストーリー(24時間で消える画像・動画投稿機能)上でアンケートを周りの友達に採ってみたところ、78人から回答があって、そのうちでQRコード決済の使用経験者は18人でした。2割ちょっとですね。

聞いた中で一番の高額決済は、普段割引されないアップル製品を「PayPay」の「100億円キャンペーン」を利用して買ったケース。大学生というより社会人の先輩で「PayPay」のキャッシュバック目当てで使った人は結構いましたよ。

そして、やっぱりキャンペーンが終わると使わなくなる人が増えましたが、第二弾のキャンペーンが始まってからは、多少使い慣れたのか、その後、ファミマなどで継続して使用するようになった人も一部いるようです。

【原田】あくまで正確な定量調査ではなく、東京および東京近郊に住む若者である君たちの周りの友達の中だけでの話ではあるけれど、高校生は10%くらい、大学生は20%くらいがキャッシュバックキャンペーンに響いてQRコード決済と触れた経験がある、ということが言えそうだね。

【浅見】私が聞いた人でも、「PayPay」を使っていた5人中3人が、同じくキャッシュバック狙いでMacBook Airを買ってました。3人とも元々は現金派だったそうですが、キャンペーンをきっかけに登録したとのことです。でも、やっぱり、キャンペーンが終わってからは使わなくなったそうです。