やる気がない部下に辞めてもらう

「君たちはお公家さんの集団か!」

1993年6月、大和ハウス工業の専務から当時のグループ会社の大和団地の社長へ就任した私は、最初の全体朝礼で大声を張り上げました。大規模な宅地開発を手がけていた同社は当時、バブル崩壊のあおりを受けて債務超過寸前に陥っていました。朝礼の会場は静まり返り、社員はみな伏し目がちで、私を正面から見ようとしません。上品で礼儀正しいけれど、闘志が感じられない。ただし、みな素直だから、やる気を引き出しさえすれば見込みは十分あると思い、あえてそういう表現でハッパをかけたのです。