暗記地獄を乗り越えた「感覚記憶」

同じく英単語を覚える際にも、視覚+聴覚のコンビネーションで覚える方法をとっていました。

廣津留すみれ『ハーバード・ジュリアードを首席卒業した私の「超・独学術」』(KADOKAWA)

まず単語帳の上で「Apple リンゴ」と視覚的に認識→口で「Apple リンゴ」と唱えます。すると、視覚情報と、自分の声という聴覚情報が一致して、確実な記憶を作ります。それが完成されると、「Apple」という字面をみた瞬間に、頭の中で「リンゴ」という自分の声が再生される、というシステムが構成されます。

単語帳の場合は見開きをすべて唱え終わったら、ちゃんと記憶が身についているか英語の部分を隠してチェック、日本語を隠してチェック、そして次にいきます。見開きだけでは物足りない、という場合には単語のレベルによって50語、100語を1ラウンドとして、反復していきます。

ルーティン化して時間を徹底的に節約

これをルーティン化してしまうことによって、毎日「さて今日はどうやって暗記しようかな」と悩む時間も必要なくなり、徹底的な時間の節約と暗記の習慣化が身に着きます。

これは私が一番おすすめする「視覚+聴覚」コンビですが、ほかにも有効な組み合わせを試している人もいます。

例えば朝のランニングの時間。足を動かすと同時に英語ポッドキャストを聴くと、走るという触覚的経験と英語音声の聴覚情報がセットになって記憶が形成されます。

「あの朝に、皇居周りを走っているときにポッドキャストで覚えた単語だ!」と記憶を引っ張り出すための引き出しになるのです。