Facebookの友達数を見ると、若手高年収層は「1000人以上」の多さが際立つ。一方、若手低年収層は「50人未満」が最も多くなった(図2)。

「若手低年収層は、リアルで知っている人としか友達にならないという傾向が感じられますが、それではネットワークが広がらない。たとえば高年収層同士の飲み会では、お互いに相手が初対面となる人を連れていき、ネットワークを広げます。新しいつながりをつくれば、知的好奇心が刺激され、ビジネスのヒントも見つけやすくなる。そうした貪欲さが友達数に表れているように思います」

さらにベンチャー企業の創業・成長を支援しているインクルージョン・ジャパンの吉沢康弘氏が注目するのは、フォロワーの数だ(図3)。“友達”は、申請を承認することで相互にフォローし合う関係。一方、“フォロワー”はフォローすることに対する相手の承認が不要だ。ここで、若手低年収層の3割以上に「フォロワーがいない」ことが判明した。