役員ヘの分岐点 2
部下との飲み会、自腹でいくら出しているか?

――飲みニケーションも大事です。よく「今日は無礼講だから」と言いますが、本当に大丈夫なんですか?

【IT】無礼講が日常的に許されている会社では、わざわざ無礼講なんて言葉は使わないですよ。無礼講が普通なんです(笑)。

【金融】無礼講は絶対厳禁です。たとえ「今日は無礼講です」と言っても、皆絶対に覚えているし、逆に酒席での話題には結構目を光らせています。詳細まで分析している上司もいる。人事の行動評価では飲み会の席での部下の発言や態度を結構見ていて、その言動が評価にインプットされるのは間違いない。そんな席で日頃は品行方正な課長が醜態をさらしたら完全にアウトです。

【流通】会社の体質が体育会系だから結構飲む人が多い。1度営業店の30~40人が集まる飲み会があったが、上司が部下に徹底して飲ませるので驚いた。一気飲みの比ではないくらいすごかった。それこそ無礼講だらけです。だから現場では飲み会を断る人は嫌われるかもしれません。

【メディカル】お酒が強い必要はないが、少なくとも相手を不快にさせない飲み方ができればいいのでは。たとえば営業担当の役員から社長になった人がいるが、酒の飲み方が非常にうまかったですね。一緒にいる人を大いに楽しませるし、この人とまた飲みたいという気にさせる。飲み会の達人でした。誰もがそんなスキルを持つ必要もないが、それでのし上がったというのも事実。職種によるが、酒の飲み方、会席の仕方で出世している人もいます。人事部の人なら労使交渉で組合の委員長を酔い潰してイエスと言わせることもあるので、飲めたほうがいいかもしれませんが。

【IT】ケチな上司はダメですね。奢ってやるにしても自腹ではなく、会社の経費を使って奢る人もいるが、これもダメ。ちゃんと自腹で奢る人は部下にも感謝されるし、人望も得るでしょう。

【メーカー】ケチな人は部下に一番嫌われます。割り勘にする上司はあまりいないと思うが、上司の負担割合が少ないと嫌われる。1人3000~5000円の飲み代なら気前よく1万円を出すとか。平等な割り勘が一番嫌われるんじゃないかな。もちろん自腹。会社の経費だと奢ったことにはなりませんよ。

【流通】情けない話ですが、うちはほとんどフラット。課長だろうが、若手だろうが全員で割り勘です(笑)。

【金融】銀行の宴会は皆秩序だった飲み方をしていますね。部長、課長、課長代理の座る位置が大体決まっている。しかも飲み代は傾斜配分方式。課長が一番上の役職なら1万円を出し、課長代理が8000円、主任が6000円という具合です。