家計が苦しい。そんなときどうすればいいのか。「プレジデント」(2017年4月3日号)では、6つのテーマごとに家計改善のポイントを聞いた。第3回は「介護のプロ」に聞く、「施設の選び方」について――。(第3回、全6回)
考えるべきは「いくらかけられるか」
「冷たく感じるでしょうが、親の介護費用を子が負担するとなると相当な余力がないと共倒れします。年収300万~400万円クラスの人に限らず、基本的には親が保有している財産の範囲内でカバーするべきです」
こう話すのは介護の現場経験もあるファイナンシャルプランナーの長崎寛人氏だ。所得の多い世帯は多いなりに、少ない世帯は少ないなりの家計で生活は回っており、親の介護費用を捻出するのは容易ではない。
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