投資をするなら、まず家計・生活の見直しをしてから
投資は、うまい話に飛びついてもうまくいくことはほとんどありません。もし、初めてでうまくいったのであれば、単なるビギナーズラックということも多いです。私が知る限り、長続きはしないことがほとんどです。
池内さんは、蓄えが少ないことで投資に飛びつき、失敗してしまいましたが、貯蓄を増やすためにまずすべきなのは生活の見直しです。収入が多いのに貯蓄ができない、そこに疑問を持たなくてはいけません。
投資に関しては、必ずしもしてはいけないということではありません。支出の改善ができてから、リスクが少なく複利の効果で比較的安定して増やすことが見込める長期投資を検討すべきです。
池内さんは、その順番も、お金の使い方についての考え方も間違っていたようです。
ただ、今回の失敗をきっかけに、自分たちの間違いに気づき改善できました。それは、今後の池内家のお金のやりくり、付き合い方に大きな変化をも足らくことになると思います。収入が多くても、メリハリがあり、使っても貯めていけるようなやりくりを目指してほしいものです。
【メタボ家計コストカット額ランキング】
1位 教育費 -5.2万円
長女は塾と家庭教師の併用だったが、塾1本に。次女がイヤイヤ通っていた(母親が行かせたがっていた)バレエはやめた
2位 食費 -2万円
高級食材のお取り寄せは毎月するのは中止し、ボーナスが出た月(年2回)のみに
3位 被服費 -1.6万円
娘2人の服をデパートで購入していたが、ファッションチェーンストアなどに変更
4位 外食費 -1万円
外食の回数を1回減らし、妻の昼食も週2回は手作りのお弁当に
4位 ペット代 -1万円
愛猫のトリミングサロン通いをやめ、自分たちでお手入れ
6位 通信費 -0.7万円
家族共用でタブレット端末1台を使用していたが、スマホで情報収集は可能なので解約
7位 こだわりの食器 -0.5万円
主に妻がその芸術性に魅せられ、毎月のように衝動買いしていたが、実用性を重視した形のモノのみ購入し、買う回数も半分に
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主に妻がその芸術性に魅せられ、毎月のように衝動買いしていたが、実用性を重視した形のモノのみ購入し、買う回数も半分に
(写真=iStock.com)