24億円の純損失は「将来を見据えた赤字」
具体的には、減損損失、店舗閉鎖損失、店舗閉鎖損失引当金繰入額、投資有価証券評価損などがあり、特別損失の合計は約21.1億円に上ります。これらは、会計上、計上されたもので、資金の支出はありません。そのため、キャッシュフローとしてはプラスになります。その意味で、24億円あまりの純損失は「将来を見据えた赤字」といえます。
10年2月期の決算では、売上高こそ苦戦したものの、営業利益は大幅に回復、純利益は黒字となりました。構造改革が成功した事例といえます。
(構成=岡村繁雄 撮影=原 貴彦)