24億円の純損失は「将来を見据えた赤字」

具体的には、減損損失、店舗閉鎖損失、店舗閉鎖損失引当金繰入額、投資有価証券評価損などがあり、特別損失の合計は約21.1億円に上ります。これらは、会計上、計上されたもので、資金の支出はありません。そのため、キャッシュフローとしてはプラスになります。その意味で、24億円あまりの純損失は「将来を見据えた赤字」といえます。

10年2月期の決算では、売上高こそ苦戦したものの、営業利益は大幅に回復、純利益は黒字となりました。構造改革が成功した事例といえます。

矢島雅己
公認会計士
『決算書はここだけ読もう』(弘文堂)の著者。外資系大手会計事務所などを経て、公認会計士・経理職の転職紹介・派遣・教育を柱とする会社を設立。15年経営し、事業譲渡。
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(構成=岡村繁雄 撮影=原 貴彦)