外国人ビジネスマン同士の「会話」の中でしばしば耳にするスラング。彼らはどのような状況・意味合いで使っているのだろうか?

「正しいFUCKの使い方」という本がヒットする理由

はじめにお断りしておきたい。ここに掲載されているフレーズに関しては、迂闊に発してはいけない。特に外国人に言ったら、とんでもないことになる。欧米ではテレビ、ラジオなどメディアの放送禁止用語だからだ。

写真=iStock.com/LittleBee80

その言葉とは……「Fuck」「Shit」である。一般的には「くそったれ」「ちくしょう」など、怒り・苛立ち・嫌悪・失望・困惑といった負の感情を表すことが多い。似た意味を持つ「Damn」「Hell」などならまだ発言しても大きな問題にはなりにくいが、前出の2語はメディア以外でも基本的には使ってはいけない下品でタブーな言葉の筆頭格といえるだろう。