エルボー打ちは髷つかみ、拳での殴打と同じ悪質度

日馬富士の暴行事件を端緒とした大相撲の問題。ワイドショーや週刊誌などでさまざまな議論が交わされているわけだが、1人のガチガチの相撲ファンとしては「悪評も評判のうち」と思いながらその様子を見ている。そんな中、テレビや雑誌で注目されているという点で群を抜いているのが横綱・白鵬の品格問題である。

元横綱・日馬富士が不在の優勝額贈呈式。左は横綱・白鵬。(時事通信フォト=写真)

立ち合いで相手の顔を張る、強烈なカチ上げをかます、ときには猫だまし(相手の目前で柏手を打つ)を見せる。そして極めつきはエルボー打ち。これらの取り口が横綱として品格に欠けると、横綱審議委員会や相撲ジャーナリストらから物言いがついた。