今夏、大手百貨店がネット経由でのお中元販売を強化。多くの百貨店が前年比3割増程度を目標に掲げ、高島屋がAI(人工知能)を導入して顧客からの質問に24時間対応するなど、利用者が簡単・便利に注文できる仕組みを整えている。

お中元の市場はバブル崩壊以降減少し続けており、現在8100億円程度(矢野経済研究所の調査)。お中元を贈る習慣を持つ世代の高齢化が原因だ。法人需要は既にドン底で、個人向けビジネスも減少を続けてきた。

ネット販売比率は現在のところ15%程度に留まっている。そのため、ネット販売が仮に3割伸びたとしても、これで全体の売り上げ減をカバーできる訳ではない。

(構成=吉田洋平)
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