ハイスコア者は「切り替え早い人」「疑り深く勘が鋭い人」
そこでTOEICハイスコア保持者たちの意見を元に「TOEICスコア獲得に有利な5つの性質」をあげてみた。あなたの周囲のハイスコアを持つ女性に、共通する部分はあるだろうか。
● TOEICスコア獲得に有利な5つの性質
【TOEICハイスコア者の共通点1】
見切りをつけるのが早い
TOEICテストはリスニング100問(45分間)、リーディング100問(75分間)、合計200問を2時間で解く。ほとんどの受験生は時間が足りず、たとえスコア800点以上の上級者でもタイムマネジメントには気が抜けない。ここで大切なのは得点できない問題はさっさと捨て、解ける問題をひとつでも多く解いて点を積み重ねることだ。
本当かどうか分からないが、恋愛の際など男性よりも女性の方が切り替えは早いといわれる。人間関係では粘りが大切なときがあるかもしれないが、TOEICでは無理目の問題はバッサリ切って、次へ行くことがスコアアップにつながる。
【TOEICハイスコア者の共通点2】
疑り深く勘が鋭い
ひっかけ問題が多いのも、TOEICの特徴。リスニング問題で“annual” “manual” などの似た音の単語を混在させて撹乱したり、わざと問題文と同じ単語を仕込んだ不正解選択肢を作って餌にしたり。また長文読解では、鍵となる情報を文章の複数箇所に分散して、早合点を引き起こそうとするのも定番だ。
受験生は、出題者の「間違えさせよう」とする企みを見破って、正解に辿りつかなければならない。そのためにはいかにも正解に見える選択肢を疑い、問題が問うているポイントをつかむ勘の鋭さが必要だ。
【TOEICハイスコア者の共通点3】
同時並行思考が得意
スコアアップを目指すうえで絶対に身に付けたいテクニックが「問題の先読み」だ。制限時間内で大量の問題を解くには、設問を先に読み、何が問われるかを頭に入れたうえで、問題文を聞いたり読んだりしなければ、間に合わない。複数の選択肢を頭に入れ、比較検討しながら問題を解くには同時並行でさまざまなことを考える、マルチタスク型の能力が必要だ。
一般に女性にはマルチタスク型が多いといわれる。その根拠として女性固有の脳の構造によるという説もあったが、最新の研究によるとこれは間違いらしい(注3)。しかしながら脳の構造がどうであれ、普段から家事や育児と仕事を並行して切り盛りしている人なら、並行思考はお手の物だろう。