うちの子は1学期の成績が振るわず、夏休み中もあまり勉強していなかったようだ。そろそろ受験準備に身を入れなければいけないはずだが、どうしたらスイッチが入るのか。子供の勉強に関する「新常識」を探ってみた。

<実践編>

煮詰まったときこそ父親の出番

勉強で大事なのは「見える力」と「詰める力(やり切る力)」。花まる学習会では、とくに算数の力を付けるためのキーワードとして、子供たちにこのことを繰り返し伝えています。

高濱正伸●花まる学習会代表。1959年、熊本県生まれ。県立熊本高校から東京大学へ進み、同大学院修士課程修了。「メシが食える魅力的な大人に育てる」を信条にした学習塾・花まる学習会を93年から運営。

見える力とは、話の要点や図形の補助線など、ぼんやりしていたら見えないものが「見える」力。詰める力とは、与えられた課題に向き合い、集中して最後まで「やり切る」力です。詰める力は、子供が難しい課題を一人でやり切る経験をすることで身に付きます。

かつて、図形のセンスがとてもよく、見える力が突出して優れている子がいました。しかしその子は、才能を開花し切れませんでした。一番の原因は、母親が口を出しすぎて、一番大切な「やる気」をなくさせたことです。