【6】コーヒーをこぼして、ページに染みが。きれいに染み抜きする方法はあるか。
編集部で検証したところ、応急処置がなによりも大切だった。まずはティッシュなどで素早く拭き、必要があれば濡れたふきんで叩くようにして染みを取る。さらに乾いたティッシュでぎゅっと押さえるようにして水分を吸い取る。完全には落ちなくても染みを薄めることができる。
また、そのまま乾いてしまい、濃い染みが残ってしまった場合には、台所用の漂白剤を含ませた布などで叩くようにして染みを落とし、さらに濡れふきんなどで漂白剤を拭き取るとよい。シワが気になる場合にはさらにアイロンをかける。ただし、効果は紙質にもよるのでご注意を。
【7】カバーが薄汚れてくるのがイヤ。どうすればずっときれいに使えるか。
カバーは素材によって手入れの方法が異なる。布製のカバーの場合には、使用前に防水スプレーをすると汚れにくくなり、雨などの軽い水濡れ対策にもなる。また、革製の場合には、革靴用の栄養クリームなどで使用前に一度手入れをすると、きれいな風合いに育てることができる。浅めの傷などができてしまった際にも、栄養クリームを塗ると、ある程度、傷跡が目立たなくなる。
なお、ほぼ日手帳のホームページには「ほぼ日手帳のカバーを長くお使いいただくために。」という記事が掲載されている。ほぼ日手帳愛好者はもちろん、その他の手帳ユーザーにもお役立ちの情報となっているので参考にするといいだろう。
【8】デジタル・カレンダーよりも優秀? 紙の手帳が使い勝手がよい理由とは。
日本能率協会、高橋書店ともに、紙の手帳の特徴として「予定を俯瞰できる」「メモが素早く取れる」「バッテリー切れの心配がない」の3点を挙げている。
その他、「自由度が高いのでいろいろなアレンジ・使い方ができる。絵や図を描く、付箋やシールを貼る、好みの筆記具で色分けする、線を引いてレイアウトを改造するなどなど。ほかにも、周辺ツールをセットすれば、より自分好みにカスタマイズできます」(日本能率協会)。
さらに興味深い利点としては、「デジタル機器へ入力してもすぐ忘れてしまいがちですが、手書きだと書いた後でも不思議と覚えている。手書きの筆跡を後から見ると、そのときの感情や状況が自然に思い出されるなどの意見もユーザーからは寄せられています」(高橋書店)。