【3】IDやパスワードを手帳で管理。安全に記録する方法はあるか。
増え続けるIDやパスワード。覚えきれなくて、手帳にメモをしているという人も多いと思うが、安全のための対策は取っているだろうか。

「機密情報を記入しておくと便利ですが、紛失時のリスクもしっかり想定しておく必要があります。記入の際には、何のIDかわからないよう暗号化したり、一部の文字列をXXといったダミー表記にするなど、自分だけにしかわからないルールをつくって情報漏えいのリスクヘッジを行うとよいです」(日本能率協会)

【4】うっかり水没させてシワシワに。元通りに戻すことはできるか。
手帳全体がびしょ濡れ状態になってしまった場合は、残念ながら完全復活は難しい。ネットには保存袋に入れて冷凍庫に入れるとよいなどという情報が見られるが、効果には疑問が残る。ただし、一部が濡れた場合などは、国会図書館のホームページに「水に濡れた資料を乾燥させる」という方法が出ているので試してみるといいだろう。

まず、タオルで押さえるようにして水分を取る。次に、ページのところどころに吸水紙を挟み込み、濡れた部分が上になるように手帳を立てる。次に扇風機で手帳が倒れない程度の風を送って乾かす。これを吸水紙を取り換えながら何度か繰り返す。さらに、板に挟んで乾くまで置いておく。板の上から重しをするとページの波打ちや変形が防げる。乾燥中は、1日1回程度取り出し、ページが張り付いてないか確認する。

【5】使用不可能なほどの破損。もう買い替えるしかないのか……。
破れたり、水に濡らしたり、汚してしまったり。ある程度の損傷ならばここで紹介している方法などでリカバリーも可能だが、もし使用に耐えないほどの状態になったら、諦めて新しい手帳を買うしかないのか。だが、再購入に踏み切るその前に、手持ちの手帳のメーカーに問い合わせをしてみよう。なんと手帳メーカーによっては、破損や汚れの際に、無料で取り換えてくれる場合がある。ディスカヴァーの一部の手帳など、購入時に「無料交換券」が付いてくる場合もあるので見落として捨ててしまわないように。